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【第2話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…

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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編

俺は高卒で、ずっと職を

転々としていたが、23歳で

今の警備会社に入社してからは、

ずっと警備業一筋でやってきた。

 

デキ婚ではあるが、カツミと

家庭を持つ事も決まっていて、

意欲に満ちていたものだった。

カツミも、そんな俺を

応援してくれていたはずだった。

 

弁当も作ってくれた、

制服のワイシャツにも丁寧に

アイロンをかけてくれた、

私服もしっかり管理してくれた。

今は、それが一切ない。

 

先ほども言ったが、帰っても

晩飯は無い。ついでに朝飯も無い。

人間として見て貰えていないん

じゃないかと思うほど、

徹底して無視される。

たまに口を開いたかと思えば

 

カツミ「何でこんなに早く

帰ってくるの?どうせ、家じゃ

何もしない役立たずなんだから。

せめて残業でもして、稼いで

来なさいよ。そのくらいしか、

役に立たないでしょ」

 

とか。または

 

カツミ「何でこんなに遅いのよ!

あんたさぁ、ろくにお金も

持ってないくせに、

どこをほっつき歩けるわけ?」

 

とか。とにかく文句ざんまいだ。

早く帰ろうが遅く帰ろうが、

俺は結局はカツミを

不機嫌にするらしい。

俺の帰りが不規則だからという、

よく分からない理由で、

いつしか食事が

用意されなくなった。

 

最初は週に1~2回程度だったが、

みるみるうちに俺の食卓からは、

何もかもが姿を消した。

完全に食事が用意されない事態に

陥る直前には、カップ麺くらいは

あったんだが。