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本編
スカオ「令嬢、あなたにだけは
卑怯者呼ばわりされたくないな
今の会話も録音させてもらったよ
ちなみに、病院で診断書
書いてもらってる」
リリカ「な、何それ?」
実はこれもユリだ。
これが泣きながら話した時に、
ユリに絶対に行けと言われた場所。
それが心療内科だった。
俺の心は一時的に壊れかけたんだ。
リリカ「病院?
そんな…大げさよ!」
スカオ「この2つは第三弾で
使う予定なんだ
楽しみにしておいてください!
ではw」
リリカ「いや~!待って!!
第三弾って何よ~っ!!!」
令嬢の悲鳴に近い声が
社長室のドアを閉めると
同時に聞こえてきた。
それからすぐに会社は莫大な
借金を抱えたまま倒産。
令嬢と社長は借金まみれで
いくつも掛け持ちして働いてるらしい。
悪い意味で有名人に
なっちゃったから、
これから先の人生、
生きづらいだろう。
ちなみに俺は第三弾となる
訴訟を起こして、無事に
慰謝料を支払ってもらった。
そして今も保険の営業をしている。
これまでの顧客のほとんどの方を
連れて行く形で転職することが
できたから、入社1ヶ月で
営業成績一位だった。
仕事も順調だし、次は結婚かな。
ユリはそんな気なさそうだけど、
お礼も兼ねてデートにでも
誘ってみようと思う。
完