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【第18話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間…

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【第17話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 嫌な空気だとは、例のタイゴと リマも感じたようで、 最初こそ勢いが良かったが、 ビルの中へ入り、事務所へ 向かって歩き始めると、だんだん 落ち着かない様子になってきた。 おっかなびっ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
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本編

手首まで隙間なく和彫りを

入れている男性、胸元に鮮やかな

桜吹雪がバーンと描かれている

男性、軽くこちらに背を向けて、

不動明王を見せつけている男性。

 

わああああ!

こちらの皆さん、

ホンモノだああああ!

 

紛れもない、ここは

裏社会の事務所。

筋者を自称していたタイゴは、

一瞬で真っ青になった。

 

タイゴ「ス、スカっと建設って、

もしかしてスカっと組の」

 

タクマ「ふーん、知ってるんだ?

俺と縁がある組なんだけど」

 

タイゴ「えええ!?

あのう、あなたって一体…」

 

冷静なタクマの一言に、

タイゴはなお一層顔色を悪くした。

そんな彼を、社長は

じろりと睨んだ。

 

社長「おまえさんかい、

筋者だと名乗ったのは。

だったら話が早い、こっちも

同業者だ。サツを入れなかった

のは、妥当な判断だな。

早速だが、どこの組の者だ?」

 

タイゴ「いや、あのそれは」

 

社長「組はどこだと

聞いてるんだが?」

 

社長が迫力の低音ボイスで

すごむと、そばにいた男性が

血相を変えて吹っ飛んできた。

怖い怖い怖い。

この形相だけで気絶できそう。

 

構成員「オヤジがお尋ねだろうが!

とっとと組の名前を吐けやこら!」