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【第6話】彼女父「挨拶が遅い!娘はもう妊娠4ヶ月だぞ!」→まだ知り合って1ヶ月だと伝えた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 シュント「スカオ先輩、 お久しぶりです。 お元気ですか?」 シュントという、結構モテ系の イケメン野郎だった。 えーと。俺はそこまでこの後輩とは 仲良くなかったと思うんだがなぁ。 飲...
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本編
シュント「ストレートに
聞いちゃいますけど、
先輩に彼女っています?」
スカオ「彼女!?」
シュント「ほら、先輩はまじめで、
就活も一番乗りで
内定とったじゃないですか。
釣り合いの取れた
素敵な彼女がいるかなって」
スカオ「おまえ、ふざけんなよ。
俺がいかにモテない日々を送って
たか、知らないとは言わせないぞ。
なめんなよ」
我ながら、ちょっと悲しい。
わけがわからないノリで
返信したら、ニコニコ笑顔の
スタンプが返された。
いよいよ腹が立つ野郎だ。
スカオ「そのスタンプやめろ、
むかつく」
シュント「すみません、怒らせる
つもりじゃなかったんです。
先輩が独身で良かったなと
思ったもので。実は、紹介したい
女の子がいるんですよね」
な、なんだってー!?
シュント、いやシュント君。
なんて気が利く後輩なんだ、
君ってやつは。
スカオ「どういう事だ?」
がばっと食いつきたいのは
やまやまだったが、そこはぐっと
堪えて、俺は冷静を装った。
シュントが目の前にいたら、
握手を求めたかもしれない
気分は気分として、
とりあえずはがっついているとは
思われたくなかった。