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【第14話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…

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【第1話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…
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本編

ゴウ「うちの幹部?

って事は、最低でも二次団体の

組長って事になるなぁ?

ヤマノねぇ。俺の知った顔

じゃねえのは、どういう事だ」

 

ヤマノ「え、あの。

ええと、いやそれはですね」

 

ゴウ「まぁいい。大事な話が

あって、うちまで

来てくれたんだもんな。

まずはその話をしようや。」

 

ゴウ「さっそくだが、

話は聞いている。

何だった、ホームページの

登録料だったか?

いろいろあれこれ、合わせて、

ええと。1000万か?

こんなもんでどうだ?」

 

物凄い大雑把な物言いで、

何でもなさそうに「1000万」と

言ってのけるじいちゃんだった。

ヤマノたちはぎょっとしたが、

彼らからすれば巨額に違いない、

凄い金額を聞いて、だんだんと

ほくほく顔になって行った。

 

ゴウ「よーし、話はついたな」

 

ヤマノ「は。はい!

どうもありがとうございます」

 

ゴウ「じゃあ、清算といこうか」

 

ヤマノ「は?清算、ですか」

 

ゴウ「ヤマノだったか?

おまえ、うちの組とは

関係ねえだろうが。

自称幹部のおまえなんか、

俺ぁ知らねえし、組長が知らねぇ

幹部なんか、いてたまるかよ」

 

ヤマノ「え……えっとぉ」

 

ゴウ「つまり、おまえはうちの

組の名前を、勝手に使ったんだ。

無断使用は高くつくぞ?

堅気の世界でさえ、

下手すりゃ裁判沙汰になるくらい、

揉めるもんなんだよ。

ましてや任侠の世界で、

こんな真似をしでかしたと

あっちゃあ、なあ?」