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【第4話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…

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【第3話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…
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【第1話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…
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本編

ジン「うん、いつか聞かせる。

とりあえずは今のピンチを

助けてくれ」

 

事情を正直に話し、30分ほどの

説教タイムを我慢して、

費用とかを引き受けてもらった。

ただし、じいちゃんには、

幾つかのルールがある。

無条件で救いの手を

差し伸べてくれるわけではない。

 

ゴウ「助けてやってもいいが、

こっちにもそれなりの

見返りを提供せい」

 

ジン「見返り?

何か手伝えって事か?」

 

ゴウ「察しがいいな。

そういう事だ。

メールチェックだかいうのをやれ。

俺は老眼だし、パソコンは

おまえより分からん。

おまえに任せるから、何とかしろ」

 

ジン「分かった、任せて」

 

とまぁ、こういう経緯で、

俺は課題やレポートをこなしつつ、

その合間にメールチェックも

やる事になったのだ。

 

しかし、いざやってみると、

簡単ではなかった。まず量が凄い。

そしてあて先が入り乱れていて、

どこから誰宛に、何の用事なのか、

一目ではさっぱり分からない。

いちいち開いて確認しないと、

何が何だかだ。

 

俺の世代は、パソコン離れって

やつで、みんなスマホが

主流になっている。

 

パソコンで送受信するメールは、

全く使わない事もないが、

ほとんどがSNSに置き換わって

いるので、俺も実はあんまり

よく分かっていない。