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本編

これでようやくクレクレから解放されたと

ホッとしていたのだが、

今度はユキが園のママ友たちに、

影で私の悪口を言っている事が判明した。

 

 

ユキ「ねぇねぇ、アスカさんってさぁ、

ちょ〜っと手芸が得意だからって、

いちいち自慢してきてさぁ、鼻につくと思わない?」

 

 

ユキ「うちのメイの前でも散々見せびらかしてさぁ、

そんなの、欲しがるに決まってるじゃない?

 

 

だから、お金も払うし、必要なら生地も渡すから、

作ってもらえないかって頼んだのに、

簡単な物さえ作ってくれないのよ! 

酷くない?!だったら見せびらかさなきゃいいのに!!」

 

 

(別に自慢してないし!

見せびらかしてもないですけど!!

アンタが目ざとく見つけてきて、

クレクレしてきただけじゃないの!!

 

 

しかも、お金も払うとか、生地を渡すとか、

全くの初耳ですけど? 嘘つくんじゃないよ!

タダで作ってもらおうとしてたくせに、よく言うよ!!)

 

 

私はハラワタが煮え繰り返りそうだったが、

その話を教えてくれたママ友たちは、

 

 

ママ友「でも、誰一人ユキさんに

同意してなかったから! 安心して!」

ママ友「みんなユキさんの普段の行いを知ってるからね〜。

全部ユキさんの言いがかりだって分かってるよ!」

 

 

と言ってくれていて、

ユキは自分で勝手に恥の上塗りを

しているようだったので、

私はそのまま放置しておく事にした。