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本編

だが、それ以降も、

ユキは事あるごとにクレクレしてきた。

 

 

ユキ「あれっ!その、バッグに付いてる

マスコットも手作りじゃない?!」

アスカ「えぇ… そうですけど…」

 

 

 

ユキ「ねぇ、アスカさんは

ハンドメイドが趣味なのよね? 

作るのが好きなんでしょ?

 

 

 

だったら、メイの分も作ってよ! 

1個作るのも2個作るのも同じでしょ?!」

アスカ「いや… 同じじゃないですよ? 

材料も手間も2倍かかりますよ?」
 

 

 

ユキ「ついでに作れば、

2倍ってことはないんじゃないの?

だいたい、好きで作ってるんだから、

2個作れば2倍楽しいじゃないの!

 

 

 

何回も頼んでるのに… 

どうして全然作って作ってくれないわけ?!」

 

 

 

(なんか… 言葉のあっちこっちにカチンとくるわー!

逆に聞きますけど、頼んでるくせに、

なんでそんな偉そうなわけ?意味分かんない!)

ユキは何を言っても引き下がろうとせず、しまいには、

 

 

ユキ「なんなのもう! ケチケチしないで作ってよ!!」

 

 

とキレてきたので、私も思わず、

アスカ「とにかく! 何回頼まれても、

作るつもりはありません!!」

 

 

と、若干キレ気味に返したところ、

ユキは何やらブツブツ文句を言いながらも、

ようやく諦めたようだった。