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私はそう自分に言い聞かせながらも、
どうしても、(あの期限切れチケットで
行こうとしているのでは…?)
という疑念が湧き上がって来るのを抑え切れなかった。
買い物を終え、ママ友と別れてからも、
(ユキのことだから… あのチケットを持って、
ゲートでゴネるつもりとか…?)
(いやいや!そんな事したって、
夢の国は厳しいから、絶対に入れてもらえないよ!)
と、他人事ながら、ついついあれこれ考えながら
歩いていると、偶然にも、ユキとメイちゃんが、
こちらに向かって歩いて来るではないか!!
(この際、勇気を出して尋ねてみよう!!)
そう思った私は、ユキに向かって声をかけた。
アスカ「あの〜、ユキさん?」
ユキ「あら、アスカさ〜ん!
こんにちは〜! これからどこかにお出かけ〜?」
アスカ「いや、スーパーに行ってきただけ…
それよりユキさん、ちょっと聞きたい事が有るんだけど…」
ユキ「え? 聞きたい事ってなぁに〜?」
いつに無く上機嫌のユキに向かって、
私は思わず真剣な表情になって尋ねた。