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本編

ユキ「アスカさんはいいわねぇ〜! 

何度も夢の国に行くお金があって!

チケット代に、交通費に、宿泊費!! 

庶民にはなかなか手が届きませんよ!」

 

 

(もう! すぐ横に子供がいるのに、また嫌味!?)

私は眉をひそめて不快感だけを表し、

子供たちを不安にさせまいと何も言い返さずに我慢した。

ところがユキは口をつぐむどころか、

調子に乗って嫌味を言い続けた。

 

 

ユキ「サクラちゃんはおチビちゃんだから、

夢の国に行ったって、乗り物なんて

ほとんど乗れないんじゃないの〜?」

 

 

アスカ「………………」

ユキ「もしかして、親が行きたいからって、

無理に子供を連れて行くパターン?ww

そういうバカ親、よくテレビなんかで

取り上げられてるわよね〜w」

 

 

ユキは顔を歪ませながら、

そんな感じの事をチクチク言い続けていたが、

子供たちは食事とおしゃべりに夢中で、

全く聞いていないようだったので、

私は少しホッとしつつ、

ユキを無視して食事を続けた。

 

 

(そんな表情ばっかりしてると、

どんどん老けた醜い顔になっちゃうのに…

バカだな〜…)

 

 

などと思っていると、サクラが急に、

「ママ、トイレ行きたい!」と言い出したので、

私は慌ててサクラを連れてトイレに向かった。