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本編

ママのハンディについて、

ショウくんはもちろん

知っているだろう。

それをからかわれ、

どうすればいいのか分からず、

怒りをあちこちに

ぶつけているのでは?

そんな気がした。

 

アスカ「そうだったのね」

 

シホ「うん。もうすぐ参観日?

ママが学校に来る日が

あるんでしょ?

その時に分かるかも」

 

アスカ「参観日?」

 

娘に言われて、

はっと思い出した。そういえば

プリントが来ていた。

二週間後の土曜日は

授業参観だった。

そのためにカーテンを

洗うんだったわ。

 

アスカ「そうだったね。

楽しみにしているよ。

何を見せてくれるの?」

 

シホ「作文発表だよ」

 

2年生なら、簡単な作文を

書く授業が始まる。

テーマは家族かな?楽しみだ。

 

あっというまに

参観日当日が来た。

土曜日登校と、1時間目の

授業が保護者に公開される。

夫は残念ながら出勤で

来られなかったけれど、

私は土日が休みなので、

張り切って出席した。

来ている保護者は、

結構な割合で男性がいる。

貴重な授業風景を見るために、

パパたちが駆けつけたのだろう。

子供達も普段と違う

雰囲気のせいか、

みんな緊張したり興奮したり。

ざわざわしている。