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本編

アカネは、いつでも自由に動かせる持ち駒(ダイキ)に、

自分より優先する存在(彼女=私)が出来た事が許せず、

ダイキにわざと自分と私を天秤にかけさせて、

その上で自分を選ばせては、安心しているというか、

優越感に浸っているように思えたのだった。

 

 

ダイキ「来週末、〇〇食いに、アカネと□□まで行ってくるわ!」

スカコ「え? わざわざ□□まで行くの?

………それってもしかして… 2人だけで…?」

 

 

ダイキ「え? そうだけど… ダメ?」

スカコ「うん…そうだね…… 

週末に、異性と2人きりで遠出っていうのは…

いくら相手が幼馴染でも、さすがにやめてほしいかな…」

 

 

(そんなのダメに決まってるじゃん!

喜ぶ人なんていないよ!

しかも相手は競争心丸出しのマウンティング女子…

笑って送り出せるわけがないよ!)

 

 

ダイキは何だか不服そうな顔をしていたものの、

「分かった…」と言ってくれた。

ところが、アカネに私が言った事を

そのまま話してしまったらしく、

アカネはわざわざ私の所に会いに来て、

またしてもマウントを取るのだった…

 

 

アカネ「スカコさんってさぁ、

ダイキを束縛しすぎじゃない?

たまには自由にさせてあげないと!

ダイキだって息が詰まっちゃうよ?」