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本編

スカコ「結婚式の披露宴で、妻とじゃなくて、

女友達と思い出を作りたかったんだ?

だったらアカネさんと結婚すればいいじゃないの!!

これから好きなだけ思い出を作れるわよ!?」

 

 

ダイキ「ち、ちが… それとこれとは話が別だよ!!

俺が結婚したいのはスカコなんだよー!!!」

 

 

ダイキは繰り返し「結婚披露宴のケーキ入刀なんて、

結婚式場が考えたただの思い出作りで、深い意味は無い」

 

 

と言い張ったが、私は全く同意出来なかったし、

たとえそうであっても、新婦を押しのけて

女友達とするなんて、許せるものではなかった。

 

 

自分のせいで披露宴が滅茶苦茶になったのだから、

その責任を取るのは当然だ。

ところがダイキは、結婚式費用の全額負担も、

婚約破棄もしたくないと駄々をこねるのだった。

 

 

(ダイキの辞書に反省という文字は無いのか??

どこまで身勝手なやつなんだ…)

ダイキ以外の全員が、ダイキの悪あがきに呆れていた。

 

 

一生に一度のハレの場で、あんな扱いをされて以来、

ダイキに対する愛情がすっかり冷めてしまっていた私は、

これ以上ダイキと同じ空間に居るのも嫌だったので、

言いたい事を言ってさっさと終わらせる事にした。