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本編

スポットライトの中で楽しげに笑う

ダイキとアカネを見ているうちに、

ムクムクと怒りが込み上げてくるのを感じた。

 

 

消えていた会場の明かりがパッとともり、

それを切っ掛けに、魔法が溶けたように

会場がザワザワし始めた。

 

 

私が2人に対して抗議をしようと口を開いた瞬間、

客席の中から鋭い怒声が上がった。

 

ヨウコ「あんた達、何てことするの!!!!」

 

周囲が再び静まり返る中、

2人に向かってズンズン歩み寄ったヨウコさんは、

アカネをキッと睨みつけた後、

ダイキに向かって怒鳴りつけた。

 

 

ヨウコ「なんで花嫁さん以外の女と…!!

自分がいったい何しでかしたか、

分かってるの?!?!」

 

 

大勢の目の前で母親から怒鳴られてしまったダイキは、

背中を丸めて何やらモゴモゴと言い訳していたが、

それも一喝されると黙り込み、

すっかり小さくなっていた。

 

 

会場のあちこちからダイキとアカネを非難する声が上がり、

私の方の親族一同も前に出てきてアカネを取り囲み、

文句を言いながら小突き始めた。

 

 

親戚「なんだお前は?!」

親戚「アンタ、いったいどういうつもり?!」

親戚「信じられない!!!」

親戚「なんて非常識な女なの!!」