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【第10話】閉店寸前のケーキ屋の私。誕生日の彼に手作りケーキ用意したのに「お前とはやっていけねえわ」捨てられてしまい…→やけになって河川敷のホームレスに「これ皆で食べて」ケーキをあげた結果…

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【第9話】閉店寸前のケーキ屋の私。誕生日の彼に手作りケーキ用意したのに「お前とはやっていけねえわ」捨てられてしまい…→やけになって河川敷のホームレスに「これ皆で食べて」ケーキをあげた結果…
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本編

スカミ「ありがとうございます! 

まさかこんなに早く無償で

立て直せるなんて魔法みたい…!」

 

 

シミズ「いい腕前の職人さんが偶然溢れていて、

本当運が良かったですよ 

それで弊社の記念パーティーですが…」 

スカミ「はい、喜んでお受けいたします!」 
ワイドレンタルのパーティーで

デザートビュッフェを担当したところ、

これも大盛況。会長がわざわざ

私にお礼を言いに来てくれた。
 

会長「今日のケーキも絶品だったよ、ありがとう」 

スカミ「こちらこそありがとうございます」 

会長「実は月に何度か部下に頼んで、 

君のところの菓子を買っていてね 

持って帰ると家内が喜ぶんだ」 
 

 

 

会長がいうには奥様との仲は、

ここ数年冷え切っていて

会話もほとんどない状態だったが、

うちのケーキを間に挟むと

自然と話が弾むのだという。
 

会長「会社を大きくすることが

かないの幸せに繋がると思っていてね

川で亡くなった彼女の分までかないを幸せにしよう 

そのために稼ごう、そう思って生きてきたんだが 

でもそれは間違いだった