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本編

「え…父さんが…?」

 

私はサハラスカミ。26歳。

職業はパティシエで父が営むケーキ屋で働いている。

将来は父の後を継ぐ為、現在は修行中だ。

そんな最中、父が心筋梗塞で急逝した。

 

 

スカミ「こんな大事な時に…

どうして私を置いて先に行っちゃうのよ…」

 

 

父の葬儀はもちろん、会社のことも

同時に抱えることになった私は

既に絶望寸前だった。

 

 

職人のうち何人かは若い私に

まだ店は任せられないと、

最年長のベテランパティシエである

ミヤジさんを次の店長に推していた。

 

 

職人A「次の店長は絶対ミヤジさんですよ!」

職人B「サハラ店長の右腕だったんだからミヤジさんで決まりだ」

職人D「サハラ店長はずっとスカミに継がせるって言ってたじゃない?」

職人C「ミナミさんの言う通りです!

腕だってミヤジさんに負けてない」

 

 

一部の職人たちがミヤジさんを推す中、

ミナミさんという女性パティシエを始め

古参の職人の支持のもと、話し合いで

私が父の後を継ぐことが出来た。

 

 

でもミヤジ派の職人たちは、

これを面白く思わなかった。

その後も何かと意見が対立してしまった。