前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第15話】
前回の内容はこちら▼ 本編 母「騙されたわ! この小切手、嘘だったの!」 銀行には、そもそもクロサキさん 名義の口座が無かったという。 つまり換金は無理。 父は頭をかきむしった。 父「ふざけんな! 1千万も借金して スカ美に払ったのに!」 ...
本編
そして、厳しい取り立てが
近所で噂になり、
1ヶ月もしないうちに三人とも
実家には住めなくなった。
父「家だけは売らないでくれ!」
父は必死に頼んだようだが、
容赦なく売り飛ばされた。
それでも払えず、
父は紹介されたキツい
肉体労働の仕事に駆り出された。
母「お父さん、
しばらく帰れないのよ」
エネ子「お姉ちゃん、
お金返して」
母と妹に泣きつかれたが、
私はスルーした。
やがて親戚の家に住むことに
なったが、周囲からは
「欲張って、つまらない
詐欺にひっかかった」と叱られ、
泣いて過ごしているそうだ。
私は、クロサキさんの
指示通りにしていたので、
祖父の画廊を残す事が出来た。
5,000万円も手元にある。
あの二人に会う事は、
もう二度とないだろう。
一番高い絵をちゃんと持って
行ったから、すご腕なんだと思う
彼らの正体は、
コンフィデンス……
詮索はやめておこう。
私にとって、彼らは
「義賊」だから。
終