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【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第13話】

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【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第12話】
前回の内容はこちら▼ 本編 父「この店は、私のものです。 娘から買い取りました。 1億5千万以上でなら、 売ってもいいですよ」 商談をもちかけた。 クロサキさんは驚いた顔を したが、すぐにっこり笑った。 クロサキ「そうですか。 ...

本編

古い絵を壁から外し、

手際よく梱包を始めた。

1億円の小切手を手にした両親は

大喜び、クロサキさんには

少しも注意していない。

彼は私を手招きし、

こっそり耳打ちし始めた。

 

クロサキ「この家の名義は、

まだあなたですね?」

 

スカ美「はい、父が税金対策で、

ぎりぎりまで名義を変えないと

言ってました」

 

クロサキ「良かった。

なら、そのままにしてください。

この画廊は、あなたのものです」

 

スカ美「え?」

 

クロサキ「どうか大事に

なさってください。

これが先生への恩返しです。

私と孫は、報酬としてこの絵を

頂いたらここを立ち去り、

二度と来ません。お幸せに」

 

何でそんなことを!?

おろおろしているうちに、

二人は店を出て行った。

 

去り際に振り返り、私へ軽く

手を振るクロサキさんと、

ウィンクするナオトさん。

 

二人を見たのは、

これが最後だった。