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【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第11話】
前回の内容はこちら▼ 本編 父「おまえはばかか! 1億の価値があるものを、 半額で手放すだと!? 何を考えてるんだ! エネ子と大違いだな、ほんとに」 母「これだから世間知らずは。 エネ子と違って 頭が悪いんだから。」 エネ子「うわぁ、どんび...
本編
父「この店は、私のものです。
娘から買い取りました。
1億5千万以上でなら、
売ってもいいですよ」
商談をもちかけた。
クロサキさんは驚いた顔を
したが、すぐにっこり笑った。
クロサキ「そうですか。
だったら、あなたから
その値段で買いましょう。
小切手でよろしいかな?」
分厚い小切手帳を出し、
さらさらと、顔色一つ変えずに
金額を書き込んでいく。
父に差し出して
クロサキ「小切手の換金は、
30日後です。こちらの銀行に
行ってください。
いや、いい買い物を
させて頂いた」
ナオト「本当に良かった。
確か、エネ子さんと
おっしゃいましたね?
あなたのお陰ですよ」
ナオトさんは妹を持ち上げ、
喜ばせている。
そして、彼が妹と
話し込んでいる間に
クロサキ「こちらの絵だけは、
持ち帰らせて頂きますよ。
ヨーロッパの知人が、
ぜひと申しておりますので」