前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第6話】
前回の内容はこちら▼ 本編 クロサキ「相変わらず、 良いものを揃えていらっしゃいますね」 絵を盛んに褒めた。 父には、1枚以外は価値無しと 言われたけど、違うのだろうか? 彼と父の言う事がまるきり 逆なので、戸惑っていた時だ。 急にまたドア...
本編
エネ子は彼を見て、急に
ぱぁっと明るい表情になった。
無理もない。
ナオトさんという彼は、
かなりのイケメンだったから。
エネ子「そ、そうなんですねー」
ナオト「僕たちは、パリで
美術商をしています」
エネ子「パリ!?」
エネ子はびっくりしていた。
そこで、クロサキさんと
ナオトさんが
外国語で話し始めた。
フランス語の会話っぽい。
エネ子はしばらく考え込んでから
エネ子「ちょっと、お父さんを
連れて来る!お姉ちゃんなんかに
この家を譲ったのって、
失敗だったかも!!」
店を飛び出していった。
クロサキさんに、訳を聞かれた。
胸の内を聞いて欲しい感情も
あって、私は簡単に、
家族に疎んじられている事、
この画廊は押し付けられた事
などを答えた。
クロサキ「そうだったんですか。お気の毒に」
スカ美「もう慣れました」
ナオト「あの調子なら、
あなたのご家族は画廊を返せと
言い出すのでは?」
ナオトさんは心配そうに
言ってくれた。
確かに。あり得る話だ。
そうなったら、また3対1で
押し切られるに違いない。
気持ちが暗くなった。