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【第9話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…

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【第8話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
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【第1話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
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本編

めまいや手足の痺れ、気持ちの悪さは

まだ少し残っていたが、

動悸は治まっているようだった。

エミコの姿が見えなかったので、

やって来た看護師に尋ねると、

 

看護師「さっきまで近くに

いらっしゃったんですけど…

スマホを見ながら出て行かれたので、

どこかに連絡をしに

行かれたのかな…?」

 

エミコはなかなか戻って来ず、

俺は待っているうちに

再び眠りに落ちた。

しばらくしてまた目覚めると、

俺の症状は随分と軽くなっていた。

エミコは余程心配してくれていた

のか、目を開けた俺を見た途端、

顔を歪めた。

 

スカオ「エミコ…心配かけてごめん…

もうだいぶ良くなったから、

心配いらないよ…

医者は…何か言ってたか…?」

 

エミコ「え…特に何も……」

 

スカオ「そうか……」

 

(もうこんな時間か…すぐに

退院して、会社に行けるだろうか…

もしもこのまま入院や手術なんて

事になったら、進行中の

プロジェクト​​はどうなるだろう…?)

 

体調が回復した途端、

仕事の事が気になった。

まずは上司に連絡を入れておこうと

思い、起き上がって電話を

探しに行こうとすると、

すぐ横に居た看護師に止められ、

怒られた。

 

看護師「昨日は本当に

危なかったんですよ?!

先生がいいと言うまでは、

大人しく横になっていて下さい!!」

 

俺は仕方なくまた横になり、会社への

連絡は、エミコに任せる事にした。

詳しい事情は話さずに、今、

病院に居る事と、今日は休む事、

詳しくはまた明日以降に報告する

という事を伝えてくれるよう頼むと、

エミコは「分かった」と言って

出て行った。