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【第14話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 警官A「なんだ、 また仲間が増えたのか」 警官B「ちっ、男かよ。 さてはこいつが主犯格か? 組織犯罪の疑いがあるな」 まだ言ってる。 依然として強気な連中に、 私はあきれるを通り越し...
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【第1話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
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本編
兄に言われ、私も彼らをよく見た。
今度は一人きりじゃない、
心強い味方がいる。
気持ちを落ち着けてもう一度、
しっかり見てみたら…
思い出した!元クラスメート!!
そうだ、駅前で会った元級友から、
みんなの進路の話を聞いている。
公務員になった者もいる、
つまり警官になった、こいつらだ!
スカミ「サクマとツルミ!
あんたら、女子トイレに
閉じ込められたり、教科書に
落書きされたり、いろいろあった!」
私の言葉に、警官二人は
あっと声をあげ、真っ青になった。
どうやら彼らも思い出したらしい。
この二人がい●め被害に遭って、
困っているところを助けたのが、
他ならぬ私だ。
当時は中一。
中三で生徒会長だった兄に
その話をし、結果として
い●め撲滅キャンペーンが始まった。
生徒会が相談室を設けて、
先生とも連携し、被害者の声を聞いて
対策するようになった経緯がある。
思い出したら、一気に腹が立った。