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【第12話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…

前回の内容はこちら▼

【第11話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカミ「ちょ、ちょっと待って、 待って!ボディチェック!?」 警官A「窃盗の疑いで、ボディ チェックさせてもらうんですよ。 れっきとした公務です」 警官B「そうそう、公務ですよ公務」...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
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本編

スカミ「た、助けてください!

なんか、コンビニで万引きしたって

変な疑いをかけられて。

ボディチェックするとか言われて!」

 

警官A「なに、共犯?」

 

女性が若くて細身の美人だと

確認したらしい警官は、

また強気な態度に戻った。

 

警官B「だったら、あなたにも

お話を聞かせて貰わなきゃですね。

変に抵抗しないでくださいね、

公務執行妨害になりますよ?」

 

せっかくの助けも、この連中には

「獲物が増えた」くらいにしか

思われなかったのかもしれない。

勇敢に声をかけてくれた

女性まで巻き込んでしまう、

本当にどうしよう。

 

しかし、絶望するには

まだ早かったようだ。

 

シュウゴ「キョウカ!」

 

え?ええ?

いま、兄貴の声がしなかった!?

 

シュウゴ「ついでにスカミも!」

 

スカミ「誰がついでによ!」

 

やっぱり兄のシュウゴだった!

安心のあまり、軽口が出た。

キョウカと呼ばれた女性を

追うようにして、

兄が姿を見せたのだった。