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【第19話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…

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【第18話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 面倒臭そうにそう言った後、 親父は何か閃いたのか、 顎に手を当ててブツブツ言い始めた。 親父「いや待てよ…考えてみると… これは俺にとって、ビジネス チャンスかもしれんな…」 そう独...

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【第1話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
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本編

チンピラ2人組は間髪入れずに

食いついたかと思うと、

早速ポケットから財布を出して

ひっくり返し、腕時計や

指輪やピアスを外し始めた。

 

親父「取れたて新鮮、愛情タップリの

野菜だからな!ちゃんと食べろよ?

そんで食べた後は、知り合いやら、

インターネットやらに、

『△△ファームの野菜は美味い!』

って、宣伝するんだぞ?」

 

黒ずくめ「△△ファーム様ですねっ!

かしこまりましたっ!!」

 

親父「お、おう……そのうち道の駅

でも販売する予定だからよ…」

 

柄シャツ「分かりましたっ!!

一生懸命宣伝させて頂きますっ!!」

 

親父が引くほどの勢いで、

狂った赤べこのように大きく

頷き続けるチンピラ2人組…

調子の良過ぎる2人を

信用できなかった俺は、

念の為に免許証や健康保険証を

出させ、写真に納めておいた。

 

(これ押さえときゃ、

悪評を広めたりはしないだろ…

落とし前にしちゃ額が

小さ過ぎるけど…親父が満足してる

みたいだし、まぁいいか!w)

 

こうしてようやく手打ちとなり、

段ボールを抱えた2人組は、

派手な車に乗り込んで、

そそくさと去って行ったのだった…

 

その後、親父の△△ファームは

順調なスタートを切り、

着実に規模を拡大させつつある。

今後は収穫した野菜の販売だけじゃ

なく、パスタソースなんかの

加工販売の計画もしてるし、

『集まれキッズ!農業体験ツアー』

なんて企画も動き始めたんだ。

 

もしかしたら本当に、あの間抜けな

チンピラ2人組が、一生懸命宣伝

してくれたお陰かも…なんてな!ww

信じるか、信じないかは、

あなた次第…ってコトで!w