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【第10話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
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本編
ジン「親父!なんだよれ〜!www」
理事長「俺、親父のそんな声
初めて聞きましたよ〜!www」
楽しそうに爆笑する俺達を見て、
チンピラ2人組はしばらく
呆気にとられていたものの、
やがて我に返ったのか、
柄シャツが癇癪を起こしたように、
更なる大声で怒鳴り始めた。
柄シャツ「おい!冗談じゃねーぞ!!
このクソジジイが!!てめぇら全員、
タダじゃ済まさねぇからな!!!」
すると黒ずくめもついにグラサンを
取り、頭を上下に動かしながら
精一杯こちらを睨みつけてきた。
黒ずくめ「こっちにも面子って
モンがあんだよ…!!
いい加減にしねぇと、
組のモン総出でやる事になるぞ!!」
親父は一向に意に介さない様子で
クネクネムーブを続けていたが、
俺と理事長をひとしきり爆
笑させると、気が済んだのか
動きを止めた。
俺達は笑い過ぎて滲んだ涙を
指で拭きながら、そろそろ
種明かしをしようかと頷き合った。
ジン「お前らさぁ…
ホントお粗末だよなぁ〜w
本人目の前にして、
気付きもしないで…
なんでわざわざ
『〇〇組』とか名乗っちゃうわけ?
あのねぇ、〇〇組じゃ『組長』とか
『若頭』とか呼ばねぇの!
『総長』、『理事長』って
呼んでんだよ!!」
チンピラ2人組は、
まだ訳が分かっていないようで、
キョトン顔で目を
パチクリさせていた。