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【第2話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…

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【第1話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
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本編

元々は、縄張内で営業する店を様々な

トラブルなんかから守る、いわゆる

『​​みかじめ料』や『用心棒料』、

あとは闇金や風俗店の経営なんかが

主な収入源だったんだけど、

アイデアマンの親父は、

いち早く不動産業や飲食店の

経営に乗り出したんだ。

 

すると、時代の流れに乗って、

予想以上に大当たり

しちゃったらしくてさw

うちの組の経営は上り調子に

なったものの、周りの組から

妬まれたりして、結構な嫌がらせを

受けたりもしたらしい…

 

ま、そういう組は、結局変わる事が

出来ずに、次第に衰退し、

廃業していったみたいだけどね。

とにかく、怒涛の転換期を

くぐり抜けた親父は、精神的にも

体力的にも疲れ切ってたみたいでさ。

 

俺が大学を出て組に入り、

各部門の責任者の元で、

ひと通りの業務を経験し終えた途端、

親父がさっさと引退宣言しちまった

もんで、まだまだヒヨッコの俺が総長

を任されることになったってワケ。

 

俺は、親父が40過ぎてから、

やっと出来た子だからさ、

俺に跡目を継がせるまでは…って、

頑張ってくれてたんだろうね…

引退した親父は、郊外に土地を買い、

ずっと夢だった農業を始めた。

農業って言っても、

まだまだ素人だからさ、

そんな大きな規模じゃないんだけど。

 

あ、もちろん違法な葉っぱとか

栽培してないよ!ww

ごく普通の人参とかキャベツとかだよ

お天道様の下で汗をかきながら、

大地に癒されてるんだってさ。

 

ヤ●ザが大卒?ってトコに

引っ掛っかかってるかもしれないが

今は昔と違って、特に幹部の中には、

大卒もチラホラいるんだぜ?

 

ヤ●ザと言えども、やってることは、

あくまでビジネスだからさ、

知識を持った優秀な人材が

欲しいのは、一般企業と同じだね。