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本編

母「お父さんにあれだけ教わって、

この点数なの!?

 

 

スカミ、あんた親を馬鹿に

しているの?

お父さんの気持ちも

考えてみなさい!!」

 

 

スカミ「ごめんなさい」

母「ああ、もう!

この子、何でこんなに

勉強ができないのよ!?

 

 

くだらない絵を描くのは

夢中になれるくせして、

大事な勉強になると、

全然だめ!

 

 

あちこち目移りして、

ふらふら歩きまわって、

ちょっと目を離したら

ノートに落書きして!

スカミ、年は幾つ!?」

 

 

スカミ「11歳」

母「11歳、小学校6年生でしょう?

もういい加減に、親の言ってる事が

分かってなきゃおかしいのよ!

 

 

リリカを見なさい、

あんたより2学年も下なのに、

しっかり勉強できるし、

そもそも頑張れる。

 

 

あんたは基本からして

出来ないのよ、

信じられない!!」

 

 

予想通り、ガミガミ怒られた。

その様子を、リリカが

くすくす笑いながら見ている。

 

 

わざとらしく、100点の

テスト用紙をちらつかせながら。

ああ、妹は私を見下している。

 

 

完全に「バカにしていい存在」

だと思っている。

そう感じる。辛いなぁ。