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本編

男性「そうか…そんな事が

あったんだね…大変だったね…」

 

男性は、ショウ君が

浮気をした事に関して、

私は何も悪くないと言ってくれた。

悪いのはショウ君で、

浮気をされた方が悪いなんて

理屈は通らない。そう憤ってくれた。

 

そして、もうショウ君と

暮らしていた家には戻らずに、

私の両親を頼るように

アドバイスをしてくれたが、

私は反射的に

「それは出来ないんです」と答えた。

 

スカミ「私は両親の反対を

押し切って、高校を中退して、

ショウ君と結婚したんです。

だから両親は私に

腹を立てているんです。

家を出て以来

ずっと絶縁状態で、

入籍した時も、出産した時も、

私は両親に連絡1つしなかった。

それなのに、ショウ君に

捨てられたからって、

今更両親には頼れません…」

 

すると男性は、それまでとは違った

少し強めの口調で、私をたしなめた。

 

男性「あなたも、親になった

今なら分かるでしょ?

子供が何を言っても、何をしても、

親の愛情は消えたりしない。

あなたのご両親が、

あなたに腹を立てたとしても、

心配していないはずがないんだ。

きっと、あなたからの連絡を

待っているに違いない。

今こそ連絡するべきです。

辛い時こそ、頼るんです。

あなたが戻るべき場所は、

旦那さんがいる家ではなく、

親御さんがいる家です。

もし連絡しづらいなら、

僕が代わりに電話をしたっていい」

 

そう言われて、

私は改めて両親の事を考えた。