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【第17話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた!一人で行って!」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 10日たった時点で、 さすがにおかしいと思ったのか、 リコが電話をして来た。 リコ「スカオ? もう帰国してるよね? なんで帰って来ないのー?」 スカオ「帰る気がないからだ」 リコ「は...
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本編
お次は悲鳴。ばかめ。
リコは、もはや俺の妻ではない。
汚嫁だ、汚嫁。
ヨーロッパ旅行を両親に譲った日、
嫁父から電話をもらっている。
嫁父「スカオ君!このあいだ聞いた、
リコが浮気をしているかもしれない
という話。どうしても気になって、
興信所を依頼したんだ。
そうしたら、残念だが」
スカオ「やっぱりショウヤと
浮気をしていましたか」
嫁父「我が娘ながら、
張り倒してやりたい。こんな、
信じられない写真が……山ほど」
スカオ「山ほど!?」
父親の心境を思うと、泣けてくる。
大事に育てた一人娘の、
口に出せないような証拠の数々が
赤裸々に写しだされた写真を見たら、
俺なら気絶するわ。
しかも、リコから新婚旅行は
ひとりで行けと言われたばかり。
その事を話したら、
親父さんブチ切れ状態。
嫁父「リコを追いかけさせる!
地の果てまでも追いかけて、
実態を掴んでやる!」
流石は資産家。
本当に、地の果てというか、
どちらかといえば海の果てか。
何とハワイにまで、
興信所職員を差し向けた。
可愛さ余って憎さ百倍ってやつかね。
そして、浮気旅行の証拠を
たらふくゲットしたというわけだ。
この事から、嫁父は弁護士だの
何とか調査士だの、ありとあらゆる
士業の先生方を呼びつけ、
最強布陣を完成。
俺、リコ、そして例のショウヤ。
三名がリコ実家に
呼びつけられたのだった。