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【第16話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた!一人で行って!」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…

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【第15話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた!一人で行って!」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 リコ「どうしても 外せない予定なのよぉ。ごめんね? スカオ、海外は初めてなんでしょ? 私、ヨーロッパには行った事あるし。 私の事は気にしないで、 一人旅でも満喫しておいでよ。 どうせ...

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【第1話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた!一人で行って!」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…
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本編

スカオ「というわけだ。

何で俺一人で行かなきゃ

いけないんだよ、おかしいだろ。

父さんも母さんも、

俺にそんなみじめな旅行へ行けと?」

 

父「そうか。そういう話なら、

今更キャンセルするのもな、

癪に障るのはよく分かる。

分かった、おまえたちの代わりに、

私と母さんが行って来よう」

 

母「こんなことになるなんて」

 

複雑な表情の両親が、

何とも言えない顔で、

神妙に必要書類を受け取ってくれた。

その時だった。

実家の固定電話が鳴った。

母が応対し、そしてさらに

複雑な表情になりながら、俺を見た。

 

母「リコさんのご実家から。

お父様よ」

 

それからの話。

旅行当日に、俺はいかにも

一人旅に出る風を装って、家を出た。

行先は空港ならぬ実家だ。

両親と入れ替わりに実家へあがり、

そのまま生活の支度を整えた。

何せ、旅行の振りをしたものの、

実質はほぼ家出状態だった。

リコはにこやかに、俺を見送った。

 

こいつ。

絶対に痛い目に遭わせてやるからな。

 

俺は心に誓って、旅行に見せかけた

実は制裁準備に勤しんだ。

日程は一週間だが、

もちろん帰宅しなかった。

リコからも何の連絡もなく、

まるで根競べ。どっちが先に

連絡をするかって感じになった。