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【スカッとする話】高級フレンチの予約を横取りして食い散らかす泥ママ&息子達【第15話】
前回の内容はこちら▼ 本編 エネミ「だから、食事会よ。 高級フレンチで」 アスカ「一年後の話だけどね?」 ヨシミさんの ゴーサインがあったので、 私はネタばらしをした。 はぁ?と甲高い 驚いた声がした。 エネミ「一年後?」 アスカ「そう。一...
本編
恥ずかしそうにしていたけれど、
彼女のご主人は一流ホテルで
シェフ経験がある。
いまも、高級店ながら繁盛
している、文字通りの名店だ。
私も含めて、ママ友は
みんな乗り気だった。
一年後のご褒美を目指して、
最後の幼稚園生活を
頑張れるから、と。
エネミは又聞きだったため、
肝心な「一年後」を聞き逃して
誤解したのだろう。
一週間後だなんて、
誰も言っていないのだけどね。
エネミ「ちょっと困る!
持ち合わせないの!
今からでも来てよ!」
アスカ「何しに?
支払いのためだけに?
お断り。
こっちはこっちで
楽しくやってるから。
エネミさんは、
ちゃんと支払いをして
お帰りください」
私はそう言って、電話を切った。
何か叫んでいたようだけど、
知った事ではない。
お店には、ヨシミさんを通じて
事情は知らされている。
ご主人も承知の上で、
あえてやりたいようにさせた。