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【スカッとする話】 結婚したコトメが嫁いびりに耐えきれず逃げ帰ってきたので…【第4話】
前回の内容はこちら▼ 本編 腕の見せ所だと張り切った。 でも、台所に立って、 実家と勝手が違うので ちょっと戸惑ったら 義母「とろいわね! 明日の朝になってしまうよ!」 手厳しい一言を 頂戴してしまった。恐縮して スカ子「すみません、 お義...
本編
義母「うちはご飯を
土鍋で炊くのよ。
まさか炊けないとは
言わないわよね?」
スカ子「すみません、
土鍋で炊いたことはありません。
教えて頂けますか」
義母「何をしつけられて
きたんだか。だいたい、
嫁ぐ家の食卓やら
おかずの支度やらは、
先に聞いておくものよ。
あんた、聞きに来なかったから、
マナブに教えられて
いたのかと思ったわ」
スカ子「失礼しました」
厳しいとは覚悟していたけど、
想像以上だった。
初日からこてんぱん。
しかも、夕食は一番最後で、
ほぼ何もない。
冷めたご飯と、鍋の底のみそ汁、
具は残骸状態。主菜は無し、
漬物の切れ端だけ。
お風呂も残り湯だ。
追い炊き機能はあるけど、
使うなんてもってのほか。
シャワーさえ禁止され、
湯船から、ぬるくなった湯を
手桶でくんで使えと。
義母「使いすぎるんじゃ
ないわよ。
明日の洗濯にまわすんだから。
手桶に5杯、それ以上はだめ」
スカ子「手桶に5杯ですか?
あの、おか……みさん。
私、髪が長くて」