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【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第15話】

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本編

(そうだ!セワミさんは

今までの怒鳴り声も聞いてるし、

トイレの窓から出てきたのも

知ってるし、このまま証人に

なってもらおう!)

 

スカコ「あの…。ちょっと…。

一緒に家に入ってもらえますか…?」

 

そう言って、セワミさんを家に連れて

行き、トイレのドアの前に置かれた

キャビネットを見てもらった。

それから私はまた、ちょっと哀れを

誘う感じに芝居をしてみせた。

 

スカコ「私…トイレに戻らないと…。

モラオに怒られるから…。これ、

一緒に動かしてもらえませんか…?」

 

セワミ「スカコさん…。何を…。

もういいのよ!トイレになんて、

戻らなくていいの!!」

 

哀れな芝居が予想以上に響いて

しまったようで、セワミさんは私の

腕を掴んで、泣き出してしまった。

私は申し訳なくて、自分が

情けなくて、一緒になって泣いた。

少し落ち着くと、

セワミさんが聞いてきた。

 

セワミ「スカコさん、

誰か頼れる人はいないの?」

 

(人に頼る…。

考えたことなかった…。)

 

スカコ「実家の、父と母が…。」

 

セワミ「ああ!ご両親、

いらっしゃるのね!

それなら頼りなさい!その方が

いいわ!今すぐ電話なさい!」

 

頷いて電話をかけた。

母の声を聞いた途端、

胸がいっぱいになって、

また泣きそうになって、

うまく話せなくなった。

セワミさんが、「代わるわね。」と

言って一通り説明してくれた。

 

定年退職し、自宅で悠々自適の

生活をしている父と、専業主婦の

母は、すぐに飛んで来てくれた。

両親の心配そうな、

不安そうな顔を見て、

私はまた自分が情けなくなった。