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【スカッとする話】浮気嫁「あなた良い人だから慰謝料は300万円でいいよ」【第1話】
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本編
これは、5年前に俺の身に
起きた事件の話だ。
当時、俺は31歳。
嫁のヤバミは29歳。
友人同士の飲み会で出会った
俺たちは、当時、結婚3年目だった。
俺は地元の会社で、
営業担当として働いていた。
社員が10数名の小さな会社
だったが、地元密着型の経営で、
昔からの顧客に加え、新しい技術を
取り入れた分野でも好評を得ており、
仕事は楽しく、やり甲斐があった。
そして何より俺は、創業者である
社長の人柄に惚れ込んでいた。
アイデアマンでありながら、下の者の
意見も柔軟に取り入れてくれる。
頼り甲斐があるのに、決して
威張る事なく、“気さくで元気な
おっちゃん” という感じの社長。
そんな社長の元で、
社員全員が協力し合って働く、
明るい雰囲気が心地良かった。
ヤバミは、結婚後に仕事を辞め、
パートに出ていたが、人間関係を
理由に1年ほどで辞めてしまい、
「次を探す」と言いつつ、
その頃にはもうすっかり
専業主婦に収まっていた。
その年の3月頃から、俺は自宅での
夕食後、眠気を感じるようになり、
時折、こたつやソファーで
寝落ちするようになった。
最初は特に気に掛けて
いなかったのだが、
寝落ちする回数は、その後、
少しずつ増えていった。
6月頃には、夕食を食べると
たびたび睡魔に襲われ、
2〜3時間ほど寝てしまうのも
“よくある事” になっていた。
その時も、まだ俺は、
(30過ぎて体力が落ちたかな…)
と軽く考えていた。
8月に入る頃には、週の半分ほど、
夕食後に強い睡魔に襲われるように
なり、日中にも眠気や倦怠感を
感じるようになっていた。
(さすがにこれはおかしいのでは?
何かの病気かもしれない…。)
と思うようになり、
ヤバミにも相談した。