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本編
カーペットの上に座ると
「で?何があった?」と、
早速本題に入る2人。
私が昨日の出来事を話し始めると、
白ワインを少しずつ飲みながら、
「えー!」とか「わわわわわ」とか、
時折声を上げつつ、最後まで
真剣に耳を傾けてくれます。
一通り話して、少しスッキリした
私は、グラスをぐーっと空けて
「以上です!」と締めくくりました。
サキ「モモコ怖っわ!思ってたより
10倍…いや30倍怖いんだけど!」
アヤ「ヤバイね……いや、ビックリ
だわ。想像の斜め上いっちゃった…
え、席って、どれくらい
離れられるの実際?」
スカミ「ん〜…まぁ、島は
一緒の島だからさ……
島の…端と端…?って感じかな…」
サキ「えー?もっと離れないとー!
怖いよー!」
アヤ「スカミだけ別の所で
仕事させてもらうとか出来ないの?
ちっちゃい会議室とかさ」
サキ「いや、スカミ1人は
逆に危ないよ!モモコ来ちゃったら、
どうしようもないじゃん!」
アヤ「そっか。じゃあ、
モモコを隔離してもらう?」
スカミ「いや〜…それしたら、
また私、恨まれそう…」
アヤ「あ、そっか。じゃあやっぱり、
島の端と端が一番安全てこと?」
スカミ「うん…他の人が
居てくれる方が安心かも…」
サキ「う〜ん……そうだね……」
それしかないか……と、
し〜んとしてしまう3人…。
スカミ「あ。キーマカレー
作ったよ!食べる?」
サキ「食べる食べるー!!」
アヤ「来た時から良い匂いしてた〜」
美味しい美味しいと褒めながら
食べてくれる2人。
アヤ「でもさ!上司も先輩も、
ちゃんと分かってくれてる
みたいだね。」
スカミ「うんうん、ミワ先輩は、
帰る時までずーっと慰めて
くれてたし、課長も、文書で正式に
注意してくれるって言ってたし、
分かってはくれてる…
でも、異動とかは無理みたい…
注意で大人しく
なればいいけどねぇ…」
サキ「ん〜…なんない気がする……」
なんないかも……と、
またし〜んとしてしまう3人…