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【スカッとする話】ゲーセンでキチママがクレーンゲームの中に潜り込む→抜けなくなってしまった結果…【第6話】

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【スカッとする話】ゲーセンでキチママがクレーンゲームの中に潜り込む→抜けなくなってしまった結果…【第5話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 上司「大声で喚きながら、 ゲーム機を蹴飛ばしたり、叩いたり。 その時、近くにいた女性スタッフ… ほら、君と入れ替わりで ボーリングに異動した子。 彼女が止めに入ったんだよ。 でもA娘...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】ゲーセンでキチママがクレーンゲームの中に潜り込む→抜けなくなってしまった結果…【第1話】
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本編

上司「異動の前に事情を

話せなくて悪かったね…」

 

私「いえいえ、大丈夫です!

いつも率先して私達を守って

くださってるの、分かってますから」

 

上司「ありがとう…。そう言って

くれて、気持ちが軽くなったよ。

…それで…改めて、A一家に対する

注意事項を伝えておきたいんだけど」

 

私「はい…」

 

上司「じつはさ、家族揃って来てる

時は、まだ大丈夫な方なんだよ…」

 

私「……え?それって…

どういう…」

 

上司「ガチでヤバいのは、

Aが1人で来た時なんだ…」

 

私「えっ…。私、まだ家族

揃ってる時しか見てない……」

 

上司「うん。もしも、Aが1人で

来たのを見たら、すぐに他のスタッフ

にも伝えて、必ず2人以上で、

目を離さないように注意してね!!」

 

私「……わ、わかりました……」

 

「絶対だよ!!!」と言って

去っていく上司に、私はただ

頷くしかありませんでした。

きっと、女性スタッフ1人では、

とても対応しきれないのでしょう。

しかも私はまだ業務に

慣れていません。注意しなくては!!

それにしても…Aなの?

A夫じゃなくて?

Aが1人の時に、いったいどんな事が

起きるというのでしょうか…?

そんな疑問の答えを知る日は、

それから間もなく訪れたのです……。

 

話を聞いてから一週間ほど経った、

ある日のことです。

お昼を少し過ぎた頃、私は店内

入り口付近で、ゲーム機の

チェックをしていました。

そこへ、Aが1人きりで入って

来たのです!!後ろからA夫やA娘が

遅れてやって来る様子はありません。

(ついにキターーー!!!)

私は、少し離れた場所で作業を

していた男性スタッフに目配せを

して、Aが1人きりでやって来たこと

を伝えました。

Aの姿を確認した男性スタッフの

顔には緊張が走り、私に小さく

頷き返した後、Aの後ろをさりげなく

付いて行くのが見えました。

私もチェックを手早く終わらせて、

他のスタッフ達にも警告をして

回りました。