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【スカッとする話】「嫁の物は私の物」悪意の権化のような姑【第5話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 義母も夫も、義父が どうなってもいいのだろうか。 不安になっているのは、 私一人なのだろうか。 頭を抱えたが、解決策は やはり義父がふらふら玄関から 出て行けないようにするしか 思い...
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【スカッとする話】「嫁の物は私の物」悪意の権化のような姑【第1話】
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本編
義母「あらそう。
で?いくらあるの、
その貯金は」
スカ子「は?」
義母「は?じゃないわよ。
とぼけなくていいから、
教えなさい。
通帳を見せてくれてもいいのよ」
背筋が凍るとはこの事だ。
義母の目はぎらぎらしていて、
私の個人財産によくない興味を
抱いているのは確かだった。
スカ子「すみませんが、
独身時代の貯金は
私の個人の物です。
お伝えする事はできません」
義母「何を寝ぼけてるのよ、
嫁の分際で」
拒否したら、
とんでもない事を口走った。
分際?
いま、嫁の分際って言った!?
ぎょっとして、
思わず口をつぐんだ。
義母は、ずいと身を
乗り出して来た。
義母「あなた、うちの家族に
なったのよね?だったら財産は
全て家族共有の物よ。
通帳を見せるだけじゃ
足りない、キャッシュカードを
預けなさい。もちろん、
暗証番号も教えるのよ」
スカ子「無理です、無理!」
怖くなって、私はリビングから
逃げ出し、二階の寝室に
閉じこもった。
本当に恐怖だった。