前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】母親の葬式で会社を休んだ俺に上司が「ババアの葬式ごときで休むな!クビだ!」【第12話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ワダ係長「はぁ?おまえバカ? 何で、一社員が社長室に 行けると思ってんの?」 スカ太郎「うるせぇ! ついてくりゃわかる!」 頭が割れそうなくらい 怒っていたのに、 これだけは忘れなか...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】母親の葬式で会社を休んだ俺に上司が「ババアの葬式ごときで休むな!クビだ!」【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 ああ、まったく。 サラリーマンってやつは。 相性最悪の上司とも、 付き合わなきゃならないんだ。 俺は入社以来のつきあいになる、 嫌ぁ~な上司をこっそり睨んだ。 当時は主任で、今は係長。 かれこれ7年、 顔を突き合わ...
本編
スカ太郎「係長は社員の
お手本になるべき方です。
肉親の葬式より、
会社が大事とのお話でした」
俺は一気にまくしたて、
辞表を提出した。
係長は、バカ野郎、そんな事を
言うな、と背後で騒いでいる。
その態度で、社長には
それが事実だと伝わったようだ。
すっと立ち上がった。
社長「バカ野郎はどっちだ!」
物凄い怒鳴り声だった。
係長はもちろん、俺も一瞬で
怒りがしずまり、
冷静になったくらい。
社長は、厳しい表情で、
まっすぐ係長を見ている。
社長「君は、何を考えているんだ!
葬式ごとき?部下の御母堂を、
ババァ呼ばわり?
そんな事を平然と口にする君を、
バカと呼んでは、
バカに失礼な程だ!」
係長「ひぇぇ、す、すみません」
社長「私に謝ってどうする!
謝るべきは、部下では
ないのかね!?」
社長に怒鳴られた係長は、
おろおろしながら、
小さい声でぼそぼそと
係長「すみませんでした」
俺に謝罪した。
しかし社長は許さなかった。
社長「声が小さい!」
係長「申し訳
ありませんでした!」
言い直しをさせられ、係長は、
頭が床に就くんじゃないかと
思えるほど、腰を深く深く
折って、改めての謝罪。