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【ブログ限定】実家を新築した途端、母を追い出す兄嫁【第13話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 新築にあたって、 兄は住宅ローンを組んだ。 しかし、契約には 「ローン名義人が住む」事が 貸し付けの条件となる。 もし名義人が、 実は居住しなかったという場合、 銀行から契約解除され...
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【ブログ限定】実家を新築した途端、母を追い出す兄嫁【第1話】
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本編
ショウ「半年くらいは住めるかも
しれないが、必ず追い出される。
母さんを追い出したおまえが、
今度は銀行から追い出しを食らうんだ」
ワルミ「ダメよ!
私、新築に住むのが夢だったのに!」
ショウ「人の実家を乗っ取っていい
理由にはならないな。俺は銀行で、
自分は住まないとぶちまける。
せっかくの新築だが、
建った途端にさようならだ。
因果応報だな、諦めろ。」
兄はワルミに言い訳を許さず、
電話を切ったという。
焦りに焦った兄嫁、
母さえ家に居れば
問題解決と思ったらしい。
どうしても戻ってくれと
言い張って聞かない。
スカ穂「私は会社にいるの。
後で連絡するから」
ワルミ「早く!急いで!」
偉そうに要求していたが、
無視して電話を切ってやった。
夜まで、びくびくしていればいいわ。
自宅に帰るまでの間にも、
鬼電がばんばん。
面倒になって、電源を落とした。
帰宅後もさらに待たせて、
ワルミが我慢の限界を
突破したあたりになり、やっと電源オン。
すぐに着信が鳴った。
不在連絡は100件を超えている。
スカ穂「待っててって、
言ったよね?」
ワルミ「もう夜じゃん!
今すぐお義母さんに
戻ってきてもらわなきゃ、
ショウがここに住まないって」
スカ穂「それが、
あんたのやった事の結果よ!」
私は身勝手極まりないワルミを一喝した。
ひっと息をのむ声がした。