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本編
これまでずっと専業主婦で
働いたこともない義母が
住む場所もお金も失って
生活していけるのだろうか。
その後の動向を知る人は
誰もいなかった。
そして義実家には私たちがそのまま住んでいる。
スカミ「ところで…
権利書は紛失したとしても、
再発行が出来ないだけで
権利がなくなるわけではないよ?
だから次の家なんて
探さなくてもいいし、
このまま住み続けても
問題ないから!」
タカヒロ「?わかってるよw
こうでもしなきゃ、
母さんは懲りないだろ?」
義父「前科もあるし、
これからって時に邪魔ばかりして
俺のはらわたも煮えくり返り
そうだったからぁ…
思わず話を少し盛ってしまったよw」
スカミ「え?」
権利書が燃えたからって
権利自体が失われるわけじゃないと
義父たちに説明したら、
そんなことはみんなわかって
いると口を揃えて話した。
知らなかったのはあの人だけ
だったってことだ。
私はこれまで通り、義実家の
自宅兼事務所で司法書士として
頑張っている。
家事も育児も仕事も頑張って、
いつかは売れっ子の敏腕司法書士
として活躍できる日を目指している。
完