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本編

リリカ「私だって…

それくらいできますぅ…」

 

 

令嬢は苦し紛れの弁解をしたけど、

社長に睨まれてとうとう

泣き出してしまった。

 

 

A社長「いや、人間性だ

お前さんとは比べ物にならん!

スカオ君には誠実さがある

だから大口の契約を

任せることができる」

 

 

俺にとって最高の誉め言葉だった。

 

 

A社長「地道に積んできた経験も

スカオくんの強みだ

悪いが、いくら社長令嬢でも

君のことは全くもって

信用できない」

 

 

令嬢の顔面は涙で崩れた

メイクでぐちゃぐちゃだった。

 

 

リリカ「ですが…!

もう一度だけ…!

もう一度…チャンスを

いただけませんか!?」

 

 

多分このまま契約できませんでしたと

報告するのはプライドが

許さないだろう。

 

 

打って変わって令嬢は床に

土下座でもしそうな勢いで

懇願を始めようとした。