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【因果応報】14歳で妊娠した妹→数年後…【第10話】

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本編

夢や理想を持っていたはずの

ユウカは、母の「痛い」で、

急に現実に戻ったようだった。

 

妹「痛いのは嫌!」

 

母「でも痛いのよ?

あなたとお姉ちゃんを産んだ

お母さんが言うんだから、

間違いないわ」

 

妹「やだ!でも産みたい!」

 

ユウカもパニック状態に

なっているようだ。

母と、相手のお母さんは、

出産の痛みを強調して

辛抱強く説得し、

やっとの事で諦めさせた。

嫌々ながら、処置を受けると

決めた妹は、当日もやっぱり

怖いと泣いていた。

 

早すぎる妊娠と、出産の断念は、

妹の人生に大きな影響を与えた。

ショックを受けてひきこもりに

なり、高校受験も投げ出した。

そんな状態が2年近く続き、

私達家族は心配して、

何とか妹を立ち直らせようと

いろいろ試みた。

旅行に誘ってみたり、

ファッション雑誌を見せてみたり。

 

そのうち、ひょっこりと

部屋から出て来た。

やれやれ、良かった。

安心したのもつかの間、

今度はひきこもった反動が

来たのか、外出しっぱなしに

なってしまった。

なんて極端な子なんだろうか。