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本編

家を出る時は素顔でも、

メイク道具を入れた小さい

手提げを持ち歩いているの

だから、見ればわかる。

帰宅したら、慌てて

洗面所に駆け込むとかもね。

どう見たって、外出先で

化粧を落とす機会が無く、

家で誰にも見られないうちに

クレンジングしようとしている

としか思えなかった。

 

母「困ったわね、

どうしちゃったのかしら、あの子」

 

父「ユウカか?

クラスの女の子に

影響されたんだろうな」

 

父も、母から話を

聞いていたようで、

あまり良い顔はしなかった。

考えてみれば、うちは結構

保守的な考えの家庭だろう。

父も妹には化粧は

まだ早いという意見だった。

 

父「俺から言ってもいいが、

余計にこじらせる気がしてなぁ」

 

母「そうね、

難しい年ごろだから」

 

父「スカ美はそんな事は

無かったんだがな」

 

父は晩酌しながら、

私を見てため息をついた。

私の頭の中には、

時代が違うという感覚があった。

ユウカの言う通りだとも、

実は思っていた。

 

スカ美「私の時は、まだ中学生は

メイクするものじゃないって

雰囲気だったから。

もう少し様子を見てあげようよ。

私も、覚えたての時は

必死になったよ。ユウカも

そうなんだと思う。段々

落ち着いて来るんじゃないかな」