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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第13話】

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本編

それから2年が経った。

ローラは天才少女として、

おもにネットニュースで

話題になった。

雑草や植物に興味を示し、

その道に進んで、

GATE制度にも抜擢された。

これは、天才を選抜して

ふさわしい高度教育を

受けさせるシステムの事だ。

日本人として最年少6歳の

GATE適用は、大いに

ネットニュースを騒がせた。

 

ビザの関係で日本に

一時帰国した時のことだ。

私はローラを連れて、久しぶりに

元住んでいた街を訪れた。

リョウは、事務手続きが

終わってから合流する事に

なっている。

懐かしい思いで、

住宅街を歩いていた。

 

ローラ「ママ、喉が乾いたよ」

 

アスカ「私も、何か飲みたいな」

 

すっかり親子になった私達は、

周りを見渡した。

ローラは抜群の記憶力を

発揮して、少し行った先に

自販機があるはずだと言った。

この時、私は油断した。

アメリカでならこんなに

気を抜く事は無かったが、

平和な日本にいると思って、

ついつい娘から

目を離してしまったのだ。