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本編

医師「ええと、少し考え方を

変えましょうよ、お母さん。

ご本人の辛さを取り除いて

あげるという方向で」

 

 

いろいろお話して

もらったのだけど、

お母さんは理解してない

っぽかった。

 

 

もちろんお父さんもだ。

リリカは論外。

 

 

こんな感じなので、

私が避けられるのは

仕方がない事だったのかも

しれない。

 

 

お母さんは、病院へ

続けて行こうとは

言わなかったし、

薬の管理もしなかった。

 

 

何といえばいいだろう。

見放された?

というのが、

一番しっくりくる。

 

 

ある日、私は時々

ひっそり遊んでいる小屋に

連れて行かれた。

お父さんもお母さんも、

冷たい目つきをしていた。

 

 

父「スカミ。

おまえは今日から、

この離れで暮らしなさい」

 

 

スカミ「え?」

母「あんた、

ここ好きなんでしょ?

 

 

ちょっと姿が

見えなくなったと思ったら、

いつのまにかここに

入り込んでるんだし。

 

 

いっそのこと、

離れで生活しなさいね。

ご飯くらいは持って

きてあげる」