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また今夜も、
リリカが親におねだり、
あっさりリクエストを
受けて貰えるのを、
私は黙って見ているしか
できなかった。
それから何日かして、
私はお母さんに病院へ
連れて行かれた。
実は転んでしまい、
膝を深くすりむいてしまって、
病院へ行くよう学校から
言われたのが
きっかけだった。
お母さんは、私のケガを
心配しているようではなくて、
医者の先生に
母「この子は本当に、
びっくりするほど
不注意なんですよ。
それにテレビさえ
じっくり見てられないんです」
私のいつもの生活を
訴えていた。
先生は、
何か考える様子になって、
やがて
医師「私は整形外科が専門で、
はっきりした事は
言えないのですが。
ご心配なら、
専門を紹介しますので、
診察を受けたら
いかがでしょうか」
提案をした。
それから、
私にはよく分からない
やりとりがあって、
気づいたら小児科へ
行くことになっていた。
もう、わけが分からない。
ただただぼう然として、
医者の先生に言われるがまま、
嫌いなテストをさせられた。
学校の見慣れたテストとは
違うものだったので、
そこまで嫌じゃなかったけど。
その結果は、
1ヶ月くらいして教えられた。