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そんな経緯を経て、
29階にある部屋に案内したところ、
何もないがらんとした様子に、
また目を丸くして、次に爆笑。
スズナ「嫌だぁ!
何なのこのビンボーくさい部屋!
インテリアが何もないじゃないのぉ。
部屋を買うので精一杯だったってわけ?
あー、やだやだ」
やたらと高級品を見せつけてくる
彼女の性格からして、
殺風景な部屋を見たら、
ある意味で満足するだろう
という読みは当たった。
スズナは一味とともに大笑いし、
気が済んだのか、そこで帰って行った。
友人女性「スズナさんは相変わらずね。
いいじゃない、何もない部屋。
確かにがらんとしているけど、
本当に何もないわけじゃなくて。
必要最小限のものはちゃんと揃ってるのにね。
あの人、どこを見てたのかしら」
アスカ「ああいう人なんだと思うよ。
物がある事がいい事だっていう価値観かな」
友人女性「アスカさんとは対極ね。
アスカさんって、ミニマリストなの?
物を持たない生活が好きみたいな」