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本編
それはそれとして、
やっぱりちょっかいは
出してほしくないけど。
ナオキ「それはそうと、仕事の調子は?
こんな面倒な女性に関わっていて、
精神的なリズムを崩してしまったら大変だ」
アスカ「調子は悪くないよ、大丈夫。
スズナさんの事はもういいやって思ってる。
もとをただせば、2年前に、
家に来たいっていうのをきちんと
断ればよかったんだけど、
やっちゃったものはしょうがないから。
こんなに粘着されるとも思ってなかったよ、
でもこれもしょうがないわ。
向こうが飽きるまで放っておく。
失敗から学べる事もあるし」
夫の問いに、私は乾いた笑いを
交えつつ答えた。
2年前の「お願い」とは、
おうち訪問というやつだった。
仕事がフリー系でちょっと特殊。
そんな立場の私は、
あまり友達付き合いが無かった。
子供はまだ小さくて、1歳にもなってない。
したがってママ友ともあまり縁はない。
面倒だったし、それでもいいと思って、
ネットで言うところの
選択ボッチ状態だったわけだけど。