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本編

職人D「そうねえ、亡き店長も喜ぶと思うわ」 

スカミ「そうですね。皆さん挑戦しましょう!」 

全員「はい!」 

 

 

こうして私たちはコンクールに向けて試作を繰り返した。

 

 

スカミ「栗と言えばモンブランだし、こんな感じで」 

アキラ「やあ、ちょっと保守的すぎません? 

もっとインスタ映えするようにしないと」 

 

 

スカミ「そっか、確かに第一印象は大切よね」 

職人D「なるほどね」 

アキラ「こういうのはどうです? 

ワッフル生地を栗で挟んで」 

 

 

スカミ「でも…審査員は年配の方が多いって話だから、 

奇抜なものよりは無難な方がいいんじゃないかしら?」 

アキラ「ただ、どこにでもあるような見た目に

なるのもまずいかと…」 

職人D「じゃあ、2人の折衷案で行けばいいんじゃない?」 

 

 

試行錯誤の結果、デザインはミナト考案の今風で

おしゃれなスイーツに、味は特産の栗をふんだんに使った

昔ながらのほっとする味わいに仕上げることに。

 

 

スカミ「いよいよ結果発表ね…!」 

アキラ「僕らの案ならきっと大丈夫!」