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本編
お断りを視野に会長に説明をした
ところ、会長はこう答えた。
会長「なにこんなおいしいケーキが潰れる? それはいかん!
シミズくんお手伝いして差し上げなさい」
シミズさんにそう命じると、
会長は「次の予定があるからすまんね、
万事この男に任せれば大丈夫だから」
と言い残して足早に去っていった。
スカミ「シミズさんお手伝いいただける
というのはありがたいお話ですが、
でも、かなり厳しい状況でして…」
シミズ「スカミさんこう見えて私の顔は広い方なんです
まあだめでもともと 。
一つお手伝いさせてはいただけないでしょうか?」
スカミ「…わかりました 。よろしくお願いします」
とんとん拍子に話が進んでいるが、
私はあまり期待していなかった。
たまたま大企業の会長と知り合っただけでも
すごいことなのに、会社の経営まで立て直すことなんて
そんな都合よく…と思っていたが、
経営難は事実で今はシミズさんの言葉を
信じることしか出来なかった。